日本IT書紀 深読みヒストリア

コンピュータの成り立ちや情報化/デジタル化の歴史秘話を綴ります

1974年 富士銀行はなぜIBM機に乗り換えたか

この節に登場する人物 島川聖明 石崎純夫 佐藤雄二朗 佐伯達男 松沢卓二 ポールセン ド・フォレスト 1 富士銀行は1959年、都市銀行の先陣を切ってUSSCを導入した。以後、この銀行はUNIVAC機を主力に機械化を推進した。 すなわち、1967年2月20日、東京・目黒…

日本IBMが日本市場でトップに立ったのは1970年代後半だった

IBM

この節に登場する人物 稲垣早苗 椎名武雄 平松守彦 バーゲンシュトック 水品浩 岩田蒼明 ワトソン・ジュニア 牟田口道夫 中島敏 成瀬牧夫 松浦隼雄 伊藤和郎 坪谷次郎 上野正 濱口光彦 鎌田慶治 長瀬晋 三井信雄 向野圭蔵 松永正義 亀田寿一 森下啓造 細川泰…

1955年 日興証券がUNIVAC機を導入したいきさつ

この節に登場する人物 中沢重雄 峰山二郎 遠山元一 井上 敏 大野伴睦 伊藤正之 UNIVAC120は真空管120本、同60は60本を使っていた。写真は2005年「日本ユニバック50年記念式典」に展示されたUNIVAC120(野村證券所蔵) 1.水面下で始まっていた地殻変動 1970…

分散処理は1970年代のSBC/オフコンから始まった

この節に登場する人物 ジョン・エレンビー ダグラス・エンゲルバート マックス・パレスキー バトラー・ランプソン チャック・サッカー アラン・ケイ 渡辺和 小暮仁 1 1970年代後半から1980年代初頭にかけての情報システムのトレンドを記しておきたい。それ…

巻之三《薄靡》 太政官政表課

杉亨二 すぎこうじ (1828―1917):日本大百科全書 【補注】 武智瑞山 たけち・ずいざん/1829~1865。土佐藩郷士の家に生まれ、1862年藩参政吉田東洋を暗殺して藩政を掌握した。のち藩政が再び公武合体に傾いたとき捕縛されたが、山内容堂はその才を惜しん…

巻之三《薄靡》 開成所

中浜万次郎の航海(1850年):Wikipedia 【補注】 開成所 度重なる欧米列強の来航に伴う外交交渉の発生にともなって、幕府は旧来の蛮書和解御用による対応では不十分であると考えた。単に文書を翻訳するだけでなく列強諸外国の歴史や文化を研究し、幕臣のみ…

巻之三《薄靡》 幕末

ロシア軍艦ディアナ号のいかり引き揚げ:富士市「広報ふじ」(昭和51年8月25日号) 【補注】 三十一個の星 アメリカ合衆国を構成する州の数を示す。ペリー来航のときは1590年にメキシコから買い取ったカリフォルニア州を加え、星の数は31個に増えていた。 十…

巻之三《薄靡》 道具から機械へ

ジャガード織機:Wikipedia 【補注】 ジャカール Joseph Marie Jacqurd /1753~1834。彼が考案した自動織機は、東京農工大学の繊維博物館に展示されている。 ルーカス講座 ケンブリッジ大学で最も権威のある講座で、アイザック・ニュートンもその教授を務め…

巻之三《薄靡》 前史

Augusta Ada King, Countess of Lovelace, 1815〜1852年:Wikipedia 【補注】 ネピア John Napier/1550~1617。 シッカルト Wilhelm Schickart/1592~1635。 パスカリーヌ パスカル(Blasé Pascal/1623~1662)が考案した計算器。機械化されたものの最初…

巻之三《薄靡》 マネーサプライ

カリフォルニアのゴールドラッシュを伝える張り紙:Wikipedia「ゴールドラッシュ」 【補注】 マシュー・ボールトン Matthew Boulton/1728~1809。バーミンガム近くのソホというところに600人の工員を使う金属加工工場を経営し、政府から造幣業務を受託して…

巻之三《薄靡》 幌馬車は西部を目指す

コネストーガ幌馬車(再現図):Wikipedia 【補注】 メイフラワー号 イギリスのサザンプトン港から太平洋を越えたのは「ピルグリム・ファーザーズ(Pilgrim Fathers)」と呼ばれるキリスト教の一派だった。乗客102人、乗組員27人の計129人で、うち47人が「ピ…

巻之三《薄靡》 レコンキスタ

巻名「薄靡」について:読みは「たなびく」。『日本書紀』巻第一「神代上」第一段〔其淸陽者薄靡而爲天・重濁者淹滯而爲地〕。夜明け間際、山の端にかかる薄雲が曙光を受けてかすかに茜色に染まるさま。 サンティアゴ・マタモーロス(モーロ人殺しの聖ヤコブ…

巻之二《鶏子》 発掘

【補注】 埼玉古墳群 埼玉県行田市。地質学的考察から、紀元6世紀ごろまで同地の近くまで江戸湾が入り込み、古利根川の支流が流れ込んでいたことが分かっている。大阪市堺市の百舌古墳群と同様、海に臨む高台に大型古墳が築かれたことになる。この古墳群が…

巻之二《鶏子》 かみよのかみ

http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1207/26/news009_2.html 【補注】 PCS設置台数 1944年のデータは『日本経営機械化史』(米花稔)、1956年のデータは『日本コンピューター発達史』(南澤宣郎)による。

巻之二《鶏子》 余燼いまだ

【補注】 ブル社とハネウェル社 三菱商事はフランス・ブル社が開発したパンチカード式電子計算機を輸入し、三菱事務機販売が総販売代理店だった。ブル社の計算機は優秀だったが、マニュアルやプログラミング言語がフランス語だったこと、配電盤の配線の色が…